旧社会思想社が2002年に事業を停止するに際して、それを惜しむ読者からの要望から、現代教養文庫のオンデマンド復刊を企画した文元社がその史料をサイトに保存することになりましたが、この関係から文元社に、この史料がいくつか引き継がれております。したがって、残っているもについてはお頒けできるものもありますので、「書籍注文のご案内」欄の方法でお問い合わせいただければ、お応えできるものもあります。 |
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『横山源之助全集』は法政大学出版局で継承出版されました。 名作『日本之下層社会』刊行100年企画 広く社会学・経済学・文学に及ぶ全業績を収録、初の本格的全集! 『横山源之助全集』 全9巻・別巻2 編集=立花雄一 都市貧民、職人、小作人など明治中期の庶民の実態や社会世相・風物を克明に描いた代表作『日本之下層社会』を始め、実態調査にもとづく、今日でいう"ルポルタージュ"の手法を駆使した著作は、近代日本社会創生期の歴史の証言としても、価値ある第一級の資料となろう。 横山源之助の著作は、経済学、社会学、文学など多岐にわたり膨大であるが、しかしこれらの作品のほとんどは現在、入手が難しい。 本全集によって、「知られざる横山源之助」の新たな全貌を浮き彫りにする。 欧米ではあるものの、出版社を変えて”継承”出版されるのは、日本では珍しいケースです。 『横山源之助全集』の詳細はこちらへ |
大変に申し訳ございませんが、本書は絶版につき、書籍版、CD版共に品切れになっています。 CD-ROM版『復刻版 日本庭園史大系』 重森三玲・重森完途 著 大橋治三 撮影 前人未踏の完成域に達せられた」と高い評価を得た書籍版(全35巻)が、今ここにCD-ROMで甦る! [CD-ROM 5枚組 実測図100余枚付〕 CD-ROM版『復刻版 日本庭園史大系』の詳細はこちらへ |
A・J・トインビー 著 深瀬基寛 訳 西洋キリスト教文明の限界とかたよりを自省しながら、世界史的観点より、人類の将来が破局的な結果に立ち至らない為にもいかなる途を見いだすべきか、文明と宗教の関係を厳しく追求しつつ独特の史観から問題提起。 |
『東京風土図 愛蔵版』 産経新聞社会部・編 〈イラスト案内図563収録〉 本連載のオリジナルは1959~62年にかけて現代教養文庫の『東京風土図Ⅰ~Ⅳ』としてまとめられたものであり、ちょうど東京オリンピック開催直前の東京の激変ぶりを記録するものとしてロングセラーとなり、本愛蔵判は1993年10月に刊行されたものであった。完成が迫る東京スカイツリーにことよせて、本書が紹介している東京タワーの記事をひもといてみたい。 工事に当った人は延べ二十万以上、所要時間延べ二百万時間、完工したのは昭和三十三年十二月二十三日だった。このタワーには、二階展望台がつくられた。一階は百二十メートルの位置で、面積七百十一平方メートル。武蔵野一帯が眼下にあるわけで、東に東京港の出船入船の繁盛ぶりをながめ、その前方に房総、三浦半島が望まれ、北は東京都心部のビル街全体、西は麻布の台地を越えて新宿の大集落郡を一望におさめることができる。ちなみに、タワー下の右手には、第一次南極観測隊参加したタロー、ジローほかのカラフト犬群像がある。―― |
『教養の思想』 ―その再評価から新たなアプローチへ― 河合榮治郎研究会・編 混迷の時代にこそ「教養」の復権を語ろう! 本来、教養とはハビトゥス(身体化)されたものをいう。 河合思想を通じてその新たな在り方を問う。 本書は、河合榮治郎の復権および全体像の究明を目的として参集した河合榮治郎研究会の活動報告書である。 河合はベストセラー「学生叢書」「学生に与ふ」などで、“教養”を幅広い知識と豊かな趣味という意味だけでなく、真・善・美をバランスよく併せ持った「人格」の向上と説いた。戦前・戦時期の思想弾圧の逆境に屈せず、若者に生きる指針を与えた。 『教養の思想』の詳細はこちらへ |
『20世紀にっぽん殺人事典』 福田 洋 著 今世紀最大にして最後の本邦初の奇書! 殺人事件を透して読む“にっぽん”の20世紀! 時代に驚異と衝撃を与えた事件の数々! 毒殺・絞殺・刺殺・轢殺・射殺等多様な手口。 私欲・怨恨・痴情・政敵の暗殺等多種な動機。 1901年より2000年までの20世紀中に日本で起こった主な殺人事件422件を収録。一件について2ページ前後にまとめ、できるだけ公正で客観的な資料・情報に基づいて書かれている。事件の時代背景、動機、手口、捜査、裁判等を解説。20世紀の世相を反映した殺人事件事典の決定版。 |
Anatomy of a War Gabriel Kolko 『ベトナム戦争全史』 ―歴史的戦争の解剖― ガブリエル・コルコ 著 陸井三郎 監訳 藤田和子・藤本博・古田元夫 訳 30年の長きにわたるベトナム戦争総括。畢生の超労作。 本書は単なる戦史ではなく、アメリカの政治、経済、軍事、外交、国内問題、グローバリズムのすべての面から、介入から敗退にいたる経過と理由を分析し、一方、ベトナムという小国が、いかにこの最強国相手に長期にわたる戦いを持続し、勝利したかを明らかにしている。ベトナム戦争についての基礎的文献。 |
『社会思想社 半世紀の歩み』 1947 ― 2004 戦後派出版社として『菊と刀』『河合榮治郎全集』『トインビー著作集』『日本庭園史大系』、現代教養文庫などユニークな出版活動で知られていた旧社会思想社の半世紀の歩みをまとめた小冊子です。 目次=星野和央「忘れえぬ事」/鎌塚正「出版営業余滴」/社会思想社小年表/宮川安生「三丁目の夕日―社会思想社の思い出」 |
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