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◆コラム | |
『内なるシベリア抑留体験』(教養ワイドコレクション)の著者、多田茂治さんが第57回日本推理作家協会賞を受賞されました。評論その他の部門で、受賞作は『夢野久作読本』(弦書房)です。
10作目はこの9月に刊行された『玉葱の画家―青柳喜兵衛と文士たち』(弦書房)。青柳喜兵衛は博多生まれの画家で、昭和13年に35歳という若さで亡くなりました。この画家は夢野久作の『犬神博士』に独創的な挿画を付してこの物語の世界を見事に浮かび上がらせたことで知られていますが、久作の急逝に際して書かれた追悼文(『月刊 探偵』所収「夢の如く出現した彼」昭和11年5月1日号・光文社文庫)には、「(久作を)産まれながらに知っていたような気もする」とありますから、短い生涯であったとはいえ幾重もの縁を生きたに違いありません。他に、江戸川乱歩『人間豹』(松柏館書店)や、火野葦平『糞尿譚』の装幀でもその作品に触れることができます。 | |
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