トップページへ| 文元社の本| 注文方法| 会社案内| 話題の本
◆コラム |
―「われらが日々」、もうひとつのプロローグ―
中山幹
昭和13(1938)年4月に中学生になった。二年生になった頃から、学校の忠君愛国主義と軍国主義教育が嫌いになり始め、年とともにその思いが募った。ナチスを大嫌いになった。フランスが敗れ、シャンゼリゼの通りを行進するドイツ軍の姿にパリの老市民が涙ぐむ姿をニユース映画で観たのは、たぶん昭和15年の夏だろう。パリ市民に深く同情した。翌年の12月8日には、大変なことが始まったと恐怖に襲われた。以後、敗戦の日まで、ときに祖国喪失者と非難され、時代を呪いつつ、隠れ住むような思いで暮したものだ。敗戦の年は19歳であった。陸軍二等兵で終戦の詔勅を聞き、躍り上がらんばかりに喜んだ。生涯で最大の歓喜だった。
|
『日本少国民文庫 全16巻』: 1.人間はどれだけの事をして来たか(一) 2.人間はどれだけの事をして来たか(二) 3.日本人はどれだけの事をして来たか 4.これからの日本、これからの世界 5.君たちはどう生きるか 6.人生案内 7.日本の偉人 8.人類の進歩につくした人々 9.発明物語と科学手工 10.世界の謎 11.スポーツと冒険物語 12.心に太陽を持て 13.文章の話 14.世界名作選(一) 15.世界名作選(二) 16.日本名作選 |
恒藤 淑 石原 純 西村 真次 下村 宏 吉野源三郎 水上滝太郎 菊池 寛 山本 有三 広瀬 基 石原 純 飛田 穂洲 豊島与志雄 山本 有三 里見 ク 山本有三選 山本有三選 山本有三選 |
ご質問・ご不明の点は、お客様のお名前・〒・ご住所・お電話番号をご記入の上、当社営業部まで電話・ハガキ・FAX・電子メールなどでご連絡ください。 株式会社 文元社 ※当社の新刊案内などのメールをご希望の方は〒・住所・氏名・年齢・ご職業などをご記入の上、 info@bungen.jpへお知らせください。 |
◆◆◆