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◆神楽坂上だより

神楽坂上だより(1号)

 神楽坂通りの毘沙門天を左に見て左折し坂を登ると、かつての牛込氏の居城跡に光照寺があります。その境内の紫陽花がもう満開です。
ドイツのメルケル政権は原発の是非をめぐって議論重ね、脱原発政策を決めたことはご承知の通りです。それを伝えた神戸新聞の社説は「政治姿勢にあやかりたい」とリードを付して、次のように書いています。
(2011/6/1)
「……風力などへの転換には巨額の投資が必要とされ、財政支援や電気料金への上乗せなどといった議論はこれからだ。
 脱原発へ舵を切ったドイツの苦難はこれから始まると言っていい。ただ、そうであっても地震や津波に無縁のドイツが原発事故を深刻に受け止め、退路を断って脱原発へ踏み出した意味は大きい。
 国の進むべき方向として間違いないという信念と決断。政治に求められるのはそれだ。対する日本はどうか。政府のエネルギー政策は定まらず、事故収束の見込みが立たない中で、政争に明け暮れている。彼我の違いにため息が出る」と。

一方、福島県の佐藤雄平知事は27日の県議会で「原子力に依存しない社会を目指すべきである」と述べ、県の復興ビジョンに明記するという。これは、原発立地県としては初めての「脱原発」姿勢の表明です。
ただそれを伝える記事が「社会面」のベタ記事という扱いはないのではないかと、その報道姿勢が気がかりです。
とはいえ作家・村上春樹氏のカタルーニヤ国際賞の受賞スピーチ、城南信金の新宣言等々、転機≠フときを告げるメッセージとして元気の素となります。
ドイツといえば忘れられないのは、ヴァイツゼッカー大統領の、ドイツ降伏40年に当たっての演説(「荒れ野の40年」)の格調の高さでした。

2011年7月2日

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