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『初等整数から代数学をみる』 −具体から抽象へor抽象から具体へ− 鈴木ユ之・衛藤和文・高橋一嘉 著 |
序文の「‘初等整数から代数学をみる’という書名が示すように,著者達の願いは,読者が初等整数論を学ぶことを通して代数学の基礎概念を無理なく形成できることである.事柄の数学史における位置づけも可能なかぎり記すようにした」に本書の特長は尽くされている。目標と構成には次のような方向づけが明示される。「最終目標を初等整数論のひとつの峰である‘ p が奇素数のとき,剰余環Z/PnZの単元のつくる乗法アーベル群は巡回群である’とした.これを目指して,GCD,素因数分解とその一意性,環と体,合同式と中国の剰余定理,フェルマーとオイラーの定理,剰余環,群,剰余環の単元のつくる群の概念を、らせん的に形成してゆく」と。チャプター3の「孫子」による解法など、他書にない事例で学ぶことができる。 本書で学んだ後には、群・環・体の深い理論も水を得た魚のように理解できるだろう。 |
A5判並製 230頁 本体価格2,600円 ISBN4-9980800-8-3 2006年3月発行 ※この書籍は書店では購入出来ません。文元社へ直接ご注文して下さい。 |
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