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現代教養文庫

『石原裕次郎 歌伝説』
−音づくりの現場から−
高柳六郎 著
ISBN 4-390-11637-1 本体価格520円 208頁 2000年10月発行

『石原裕次郎 歌伝説』カバー
 裕次郎と共に生きた時代があったことを、「歌」を送り出してきた現場から、担当プロデューサーが描く裕次郎をめぐるエピソード。
 名物プロデューサーは裕次郎と延べ35年の歌人生を歩んできた。"日本人が最も愛した男"の知られざる素顔を、最も身近にいた著者が哀歓をこめて語りつくす。
 「世に大スターといわれた、あるいはいわれる方々は数多い。が、その人たちは、スクリーン、ブラウン管での、マイクを通しての歌での、いわば虚像といわれるものと、実像は大なり小なりずれているようです。
 しかし、裕次郎さんは違う。虚像のない大スターだった。そして何よりも人間性が奥深く、幅広かった。」高柳六郎
歌い流すように歌う裕次郎さん レコーディング現場
 吹き込みの本番を前に、両手をズボンのポケットに入れ、歌い流すように歌う裕次郎さん。これがまた絶品!手前は、新曲をいとも軽やかに歌う裕次郎さんの歌声にききほれる筆者。  昭和50年代、裕次郎さんがおおぴらでタバコを喫っていた当時のレコーディング現場。タバコの煙の中、レコーディング直前、筆者と軽くハミング。
北海道道庁をバックにした裕次郎さん 「思い出さがし」のレコーディング風景
 北海道道庁をバックにした裕次郎さん。昭和47年5月に発売した「恋の町札幌」は発売と同時に大ヒット。北海道をテーマにした作品の大ヒットで、裕次郎さんもごきげん!  昭和53年4月に発売した、「思い出さがし」のレコーディング風景。裕次郎さんが「恋人よ」を耳にして、「あの曲いいよな」と作曲家で歌手の五輪真弓さんの名前を口にした。さっそく五輪さんに裕次郎さんの曲を依頼。約1ヵ月後にできた作品が「思い出さがし」だ。
最後のレコーディング 「思い出さがし」のレコーディング風景
 昭和62年2月、ハワイのドルフィン・スタジオでのレコーディングが、裕次郎さん(右から2人目)最後のレコーディングとなった。右端は筆者。左端は同行したミキサーの川辺辰男氏。 記者会見風景
石原裕次郎 歌伝説――音づくりの現場から――
目次

第一章 第一声
      奇跡の生還むなし
     再び、わたくしごとですが……
     歌手のタマゴ、ついに艀(かえ)らず
第二章 ディレクター・デビユー
     「孫」大ヒットの裏には
     初の大ヒット「小樽のひとよ」
     ついに運命の出会い
第三章 レコーディングはビールから
     ひとり立ち、いましめのワイン
     解離性大動脈瘤から
第四章 テイチク・ヒット賞授賞式
     我が家の家宝は……
     大の子供好き
     裕さんの泣きどころ
     裕さんの「ちょっと、ちょっと」
第五章 ちょっとポカッた話
     石原プロモーションの功績
     ザクッと抜けてる話
     ヒットの予感!
第六章 石原兄弟の素顔
     後藤ディレクターとの不思議な縁
第七章 “日本人がもっとも愛した男"
     裕さん似トータルコーディネイト
     日本人初のLP発売
     入魂のアルバム「NOSTALGIA」
第八章 ネーミング・センスに脱帽
     ディレクター冥利の「ブランデーグラス」
     全国縦断コンサート秘話
第九章 作詞家・裕次郎誕生せず
     歌う映画スター
     どこまでも、こだわりの人
     裕次郎に惚れた人々
     永遠の裕さん効果
     裕次郎伝説
第十章 三十周年記念盤「わが人生に悔いなし」
     極秘のハワイ・レコーディング
     悲しみを胸に秘めて
終 章 裕さん、逝く
     裕次郎からのメッセージ

    あとがき
    石原裕次郎・ディスコグラフィー 全29ページ付

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